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大木誠は、娘の薫の誕生日を祝うため妻の冴と3人で食事に出かけるが、スマホのながら見運転をしていた車と衝突。冴は即死する。誠は生きていく気力を失い、自宅に引きこもる。誠をなんとか励まそうと、小柴愛がたびたび訪れるが、誠は愛の懸命な言葉にも反応を示さない。そんな中、薫が「仕事をクビになった」と突然家に帰ってくる。
弦巻楽団旗揚げ20周年記念公演。約5年ぶりとなる、弦巻啓太書き下ろし新作による本公演。札幌のほか、帯広、苫前でも巡演。まもなく廃校を迎えようとしている中学校。ただ一人の3年生は、最後に演劇部の大会に出たいと希望する。過疎が進む北海道の地方を舞台に、取り残された若者と、取り残された大人たちの“人生の9月”についての物語。