青年団演出部に所属する演出家・田野邦彦の個人ユニットとして2005年に結成。 《演劇とは共有体験である》を核となるコンセプトとして掲げ、海外戯曲の上演を中心とした活動を続けている。近年はダイレクトに観客に語りかける上演スタイルを確立。代表作に『十二夜』『夏の夜の夢』(いずれもシェイクスピア作)『ここからは山がみえる』(マシュー・ダンスター作)、『ギャンブラーのための終活入門』(ガリー・マクネア作)などがある。
嵐に遭い難破した船、海に溺れ、離別した兄妹。妹ヴァイオラはイリリアという街に漂着。男装をしてシザーリオと名乗り、街を治める公爵に恋心を抱く。公爵は伯爵令嬢オリヴィアに求愛中。しかしオリヴィアは公爵の使いとしてやってきた男装のヴァイオラに一目惚れ!イリリアの貴族サー・アンドルー・エイギュチークや、オリヴィアの執事マルヴォーリオもまた、オリヴィアに想いを寄せている。やがて、船乗りに助けられたヴァイオラ