玉田真也の作品を上演するための演劇ユニット。2012年より活動開始。日常の中にある、「変な空気」を精緻でリアルな口語体で再現する。観る者の、痛々しい思い出として封印している感覚をほじくり出し、その「痛さ」を俯瞰して笑いに変える。
ある高校の卓球部の夏合宿。とある旅館に高校生たちが集まっている。その合宿には、高校に入ったばかりの1年生、卒業を控えた3年生、顧問の先生やOBの大学生、その彼女などが参加していて、一つの時間を共有している。その様子を隙間から覗いているうちに、それぞれの関係や抱える葛藤などが、徐々に明らかになっていく。その一夜を描いた群像劇。
東京で会社員をしていたマリカは、友人に韓国恋愛ドラマを勧められ激しくハマる。そして一念発起し単身渡韓、シナリオライターを目指す。スクールに通いながら書いた一作目が思いの外韓国でヒットした。一躍売れっ子脚本家になったマリカだったが何処か釈然としない気持ちを抱えていた。それは、書けてしまった作品がラブストーリーとはかけ離れたバイオレンスものだったからだ。自分の才能と憧れとのギャップに苦しむマリカだった