2015年8月、中川浩六による1人演劇ユニット「三等フランソワーズ」として旗揚げ。現在は、劇団として運営。全作品の脚本・演出を中川が務め、早いテンポにシュールなセリフを織り交ぜつつ、わかり易いコメディが支持されている。
とある戦争が終わってからの、昔々のアメリカ。街からは遠く離れた山奥に人目を避けるように建つ一軒の館があった。そこには敗戦国と呼ばれた国の令嬢が集められていたが、その暮らしには不憫も不当も見当たらず、小さな諍いくらいはそりゃあれど、今日も、明日も、明後日も、来週もその次も、何が起きても、誰がいなくても、平和な毎日。ピース。嘘偽りある、渾身のシリアスコメディ。