劇団清水企画は、札幌を拠点に活動する集団です。1997年に清水企画として立ち上げられ、2006年からはWATER33-39として活動していました。2014年からは、名称を「劇団清水企画」に変え、いまに続いています。代表の清水友陽が演出をしています。国内外の戯曲から、オリジナルの作品も上演します。いろいろな空間で演劇をし続けます。
あの日、変わらぬ信号を待っていた。青い空に赤信号、それは太陽だったかも知れない。押されないボタンのせい、でも私たちはそれに気づかない。そこから時間はたったのか、それとも刹那。ばらばらの断片を、とんとんと揃えたら。だれだろう。向こうにいるのは。だれだったろう。向こうにいたのは。
頭にお皿をのせてたら、そりゃあ河童でしょう。かたたん。きこえてきたのは何の音。線路のむこう。逃げ水。湯気立ちのぼり。むかしむかし。水は口をきかなかったのよ。と。頭にお皿をのせたあの人は、教えてくれた。こととん。きこえてきたのは何の音。