2010年高齢化社会に備え介護予防を目標とした、シニア市民劇団に参加して演劇活動を始める。2014年作品「花いちもんめ」と出会い、ひとり芝居公演を決意。10年間で24回上演しました。
現在の中国東北地方(旧満州)に、移住した日本の若者たちがいた。国策による新天地での楽土を夢みたが、第2次世界大戦の勃発、敗戦の混乱の中で我が子を中国人に預けまたは置き去りにして帰国した人々。戦後40年頃から「中国残留孤児」の親探しが始まる。我が子が生きていたことを知りながら、名乗りでる事の出来ない母親の哀しくも重い心情と戦争がもたらすものを描いた作品です。