1998年結成。 場所から生まれる物語にこだわり、カフェや街角の温室、小学校の体育館、古い旅館など、劇場以外の場所での、「借景芝居」を多くプロデュースしてきた。 現在は、劇作家ときどき演出家の釘本光と、宣伝美術の鈴木美穂子、俳優の内山智子とのユニットである。 近年は、「借景芝居」とともに、劇場でしか体験できない演劇作品の創作・上演活動にも力を入れている。
九州の海沿いの街で、今は亡き恋人の忘れ形見である一人娘、真波と暮らす凪は、父親は死んだことだけを話し、名前も教えていない。ある日、凪が営む食堂に、凪の大学時代の友人らしい白石という男が訪ねてくる。食堂に集う人々との会話から、凪の亡くなった恋人は在日コリアンであったこと、映画監督を目指していたこと、周囲の偏見や差別のため、二人は離れ離れにならざるをえなかったことなどが明かされていく。