「笑い損ねた日には、ちゃんとしたコメディを。」 2012年に旗揚げ。 「ゆるくて笑えてほっこりする」ワンシチュエーションコメディ劇団。 毎回一つのシチュエーションをテーマに、舞台を作り上げる。 人物の実感から外れることなく、湧き出る感情、人間の可笑しさから観客の笑いを誘う。 観客を笑わせつつも、しんみりさせ、最後にはほっこりと優しい気持ちにさせる作品が多い。
アナログスイッチ 17th situation
僕らに残された家。僕も、姉も、兄も、妹も、かつてはこの一つ屋根の下で過ごした。でも今この家に全員が揃う日なんて、よっぽど良いことがある日か、悪いことがある日だ。卒業アルバム眺めながら、姉は言う。箪笥に溢れた紙袋出しながら、兄は言う。鮭を咥えた熊抱きながら、妹は言う。この家どうする。積もる思い出に埋れながら言い争う、僕ら兄弟姉妹のお話。