北村明子主宰。早稲田大学大学院在学中の'94年に結成された。同年、フランスの名門バニョレ国際振付賞からの推薦を受け同賞の東京プラットフォームに出展し高い評価を受け、ダンスマガジンが選ぶ「世界のコレオグラファー50」に最年少で選出されるなど、次代を担う才能として広く認知された。ストリート的な奔放なリズム感とクールなグルーヴ・メイク、そして叙情性と硬質さを併せ持ったスタイリッシュな作風は「知的で洗練された」「日本人には珍しいクールなセンスと構成力の確かさが光る」との評価を受ける。
96年より、欧州滞在中に考案した独自の振付法「グリッド・システム」を用いた作品を立て続けに発表。ダンスと光、リズム、映像が交錯し展開する作品スタイルが確立される。代表作Finksは世界17カ国32都市で上演された。
2005年度Leni-Basso+Haus der Kulturen der Welt(ベルリン)共同制作作品海外の劇場との共同制作作品として海外にてワールド・プレミアがされた初の作品。Leni-Bassoにしては珍しく物語的な要素を含んだ劇的な展開をもち、神話的な世界観をもつ。発条トのメンバーであった粟津裕介が全曲オリジナルスコアを提供している。オランダ9都市を含む、10カ国19都市で上演された
2001年度Leni-Basso+アートスフィア共同制作作品世界17カ国32都市で上演されたレニ・バッソの代表作。映像と精緻な照明による豊かな視覚性と、感情や物語ではなく運動の軌跡を辿るように展開するダンスとが相まって、Leni-Bassoのスタイリッシュな作風を決定づけ、2005年のモントリオールにおいては年間ベスト作品の筆頭にも挙げられた。