俳優と脚本家の養成を目的として、脚本家•倉本聰氏が主宰した私塾「富良野塾」の卒塾生であり、富良野を拠点に活動する俳優達によって2008年に結成された演劇集団です。メンバーは倉本氏主宰の劇団「富良野GROUP]のも所属し、ユニット公演では、お客様とより近い距離を目指し、小学生から大人まで気軽に楽しめる作品の上演を行っております。
大木誠は、娘の薫の誕生日を祝うため妻の冴と3人で食事に出かけるが、スマホのながら見運転をしていた車と衝突。冴は即死する。誠は生きていく気力を失い、自宅に引きこもる。誠をなんとか励まそうと、小柴愛がたびたび訪れるが、誠は愛の懸命な言葉にも反応を示さない。そんな中、薫が「仕事をクビになった」と突然家に帰ってくる。
太田家のリビング。父、正夫の前に、水先案内人と名乗る男が現れ「あなたは一年前に死んでいる」と告げられる。正夫は突然の宣告を信じようとしないが、死を受け入れる代わりに、自分が死んだ後、家族がどう生きているかを見たいと言い、水先案内人は渋々家族のもとに連れて行く。そこで見た現在の家族の現状に胸を痛める正夫は、案内人の姿を借り、それぞれに言葉を投げかける。そして再び家族が揃ったとき、これまで語られなかっ