1962年、歌声喫茶「灯」に集う演劇人、詩人等の協力を受け、庶民的な音楽劇を上演する劇団として発足。生で歌い演じ演奏するアンサンブルが魅力と高い評価をいただくようになり、子どもから大人までを対象として全国の幼稚園、保育園、小学校、中学校、子ども劇場等で公演活動をしています。2016年から公演を開始したオペレッタ「トラの恩がえし」は2019年に厚生労働省社会保障審議会特別推薦児童福祉文化財、一般財団法人児童健全育成推進財団児童福祉文化財として指定を受け、文化庁助成の公演でも全国をまわっています。
昔むかし、朝鮮半島にはトラがたくさんおりました。人間はトラの皮を宝物として珍重し、一方トラは人間を喰うので、お互いに怖れ合い、憎しみ合っていました。山奥で母親と二人で暮らす若い木こりが、ある日、痛みで苦しんでいるトラに出くわし、助けてやります。思いがけず助けられたトラは、怪我が治ると木こりへの恩がえしを始めるのでした。さて最後の恩がえしは・・・互いに相手を知ろうとしない、無視する、さらに憎み合うと