1966年創立。新劇団で活動する中、西欧演劇の紹介や商業演劇化に飽き足らない中堅俳優らが立川雄三を中心に現実に即応した創作劇の一貫上演、将来のプロ化を目標とした。
戦後30年、朝鮮、ベトナムと戦火の絶えない状況に問題提起した構成劇「戦争」三部作を観客と対話討論するユニークな形態で旗揚げ公演。以来根底にある志は変わらず労働の現場を描く。演劇の先駆平沢計七作品連続上演、長塚節「土」新脚色上演など。
青少年向け公演作品も子どもたちの現実を見据えた創作劇を中心に継続上演されている。
わけありテコちゃんのうそは、おもしろかったり、とんでもな いものだけれど、なんだか気になる、ひっかかるうそなのです。●三人の男の子と二人の女の子たちは、バカバカしいけどついついテコのうそが気になってダイロンソ―になるのだがいつもまとまらない。ほんとのことはおあずけになってしまうのです。●テコちゃんはうそかほんとかきめてもらうためサイバンにかけると言いだした。するとパッと現れた南の島のサイバンショと
大好きなパパを小さいとき事故で亡くしたキャピは、キャリアウーマンのママが留守がちでもへいっちゃら、男言葉を使う元気な女の子。ある日キャピは、近くの森にUFOが下りたのを発見。仲良しの友達とUFOを探しに行って大ダコみたいな宇宙人に出会う。うっかり居眠りをして宇宙船においてかれちゃったんだって。宇宙船が迎えに来るのは1年後、仕方なくキャピの亡くなったパパそっくりに変身しその名もウナカさん。この宇宙人
近頃コノメちゃんは、兄のニイが先輩のワルガキと仲良くしているのがとっても心配。だから前にヒイばあちゃんから聞いたアイヌの神様にお願いする事(こと)にした・・・ワルガキをこらしめて!次の日、学校の帰りに子どもみたいな声を聞いた。それにヘンなおじさんも現れた。もしかしてアイヌの神様?それから奇妙な事が次々と・・・さあ、いよいよコノメの願いが叶うのか、でもワルって本当は何か訳がありそう。そんなワルの心の
ドイツの文豪ゲーテ作「魔法使いの弟子」(ディズニーのアニメ映画など)をもとに、故・飯沢匡先生が新狂言「箒(はわき)」としたものをより今の子どもたちにもわかりやすく脚色して、伝統芸能の「狂言」に親しんでもらおうという作品です。単純なものがたりですが、大らかでおかしみの詰まった、ユニークな身体表現、そして鳴り物や道具を扱う黒衣(くろご)の活躍も楽しめます。 第二部では、出演者と観客全員がいっしょに、或
シートン原作の作品中、唯一人間を主人公にした作品の本邦初の舞台化。白人のみなしご少年ロルフが、インディアンのクオナッブとカナダに近いアメリカの大森林の中を冒険の旅をし、様々な動物と、また森の妖精のような少女との出会い、罠泥棒との戦いを経て、たくましく成長する姿を美しい歌と踊りを織り交ぜながら、大きなスケールで描く感動作。
先の戦争で、19才のいのちを南方の海深く沈められた少年兵。その弟が兄の生きた最後の2年間を追想するレクイエム。戦後50年に同名の舞台劇として上演され、全国巡演を果たした作品が、25年を経て原田一樹構成演出で一新、朗読劇として鮮やかに蘇る。