ユニット手手は、武蔵野美術大学在学中に結成された演劇のチームです。舞台作家・俳優・インスタレーション作家・ 衣装・音楽家・グラフィックデザイナーの6名から構成されています。2017 年に発足し、いままで8作品の作品を手がけてきました。 手手の作品のテーマは、マイノリティへのまなざしです。表現を通してあらゆるマイノリティを支持し、共に世界(社会)に出会い直すために活動しています。
2023年4月、青森県の岩木山ふもとの雪の下から女性の遺体が発見された。夫を名乗る人物が出頭するが、女性〈悦子〉が最後に一緒にいたのは昔のアルバイト先の同僚〈まつり〉だった。まつりは悦子との思い出を回想する。ふたりの出会いは八戸市の種差海岸にあるファミリーレストランまでさかのぼる。横田創の小説「埋葬」を原作にした、ふたりの女の回想と告白の60分。