演出家・舞台美術家の杉原邦生が主宰するプロデュース公演カンパニー“KUNIO”の主催公演の企画・製作を中心に、国内外の良質な舞台芸術作品の企画、製作、運営、プロデュースを行う。杉原邦生の演出力により国内外の骨太な戯曲の本質を浮き彫りにして見せると同時に、アングラから歌舞伎、ギリシャ劇、シェイクスピアまでジャンルを問わず、観客の予想を裏切るポップかつダイナミックな作品を生み出している。
桂吉坊が2024年3月に噺家25周年記念に3日間連続で開催した『三都勇劔傳』総まくり。2020年に観客を唸らせた元は講釈作品を落語化した「大丸屋騒動實記」に加え、阿波の武勇伝「船越重右衛門」と、歌舞伎演目「籠釣瓶花街酔醒」にも登場する佐野次郎左衛門が“百人斬り”と呼ばれるまでの悲哀と転落の物語「佐野次郎左衛門」の新作を加えた3作品を木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下裕一が補綴し上演した『三都勇劔傳』。