最果てで降る雨 からだに浸み込んでくる 沈みながら見る夢 浮かびあがり流れ落ちる記憶くりかえしくりかえしいつからなのかいつまでなのかからだは拡がっていき内が外になり 外が内になる溶け出していく液体の中を泳ぐ魚再び身をひたし もういちど溶ける境い目はもう ない遠く向かって 近くに向かってただひらすらに ずっと続いてゆくその先にしずくは落ちてくるか