高嶺のすそ野に豊かにひろがる伝承者たちのたくましい息吹き。沖芸連の「華・響・技」の競演。組踊の代表する作品の一つである「執心鐘入」をテーマに、芸能学会会長である三隅治雄氏の講演会や、日本舞踊やバレエへの広がりを披露する。プログラム◇五周年記念講演 芸能学会会長 三隅治雄◇国指定重要無形文化財 琉球舞踊 保持者 「かぎやで風節」◇「執心鐘入」からのひろがり組踊「執心鐘入」国指定重要無形文化財伝統組踊
華麗な音楽・唱え・舞踊の斬新な組み合わせによる歌舞劇「組踊」は、300年ほど前、清の冊封使を迎える饗宴のために、琉球王国の役人・踊奉行(芸能の最高責任者)であった玉城朝薫によって生み出されました。この「組踊」の誕生秘話を、沖縄初の芥川賞作家 大城立裕の「花の碑」を原作とした沖縄言葉による朗読劇に仕立てました。今なお大切に上演されている〈朝薫の五番〉の中から、組踊「執心鐘入」「二童敵射」と合わせてお