昔むかし、朝鮮半島にはトラがたくさんおりました。人間はトラの皮を宝物として珍重し、一方トラは人間を喰うので、お互いに怖れ合い、憎しみ合っていました。山奥で母親と二人で暮らす若い木こりが、ある日、痛みで苦しんでいるトラに出くわし、助けてやります。思いがけず助けられたトラは、怪我が治ると木こりへの恩がえしを始めるのでした。さて最後の恩がえしは・・・互いに相手を知ろうとしない、無視する、さらに憎み合うと