とある地域の特養ホーム。その成り立ちも、あり方もユニークなこのホームでは、今夜ひとりの老人が最後のときを迎えようとしている。静かな看取りの夜になるはずだったその日、大きな台風が訪れ、橋の冠水により、ホームは孤立無援となる・・・。