祖国ソビエトに忠誠を誓う女検察官ニノチカは特命をおびて花のパリに乗り込んだ。あでやかなパリの香りに染まりつつあった先乗り三人組もささやかな贅沢は徹底的に糾弾された。彼女の崇高な理想の前には資本主義社会の常識は通用しなかった。勿論、恋や愛などは存在さえしない。とは云え処はパリ、甘い夜霧は、木石の如くき彼女の身体を、やさしく包みはじめていた…パリの街を背景に、貴族出のパリジャンとのラブロマンス。恋の鞘
四代続いた和菓子屋の若旦那。今は売れっ子恋愛小説家。18歳も若い妻をもらってウキウキ気分。そこへ先妻の幽霊が現れた。「嫉妬して出てきたのか!」「まさか。お義母さんよ。私はあの世でも姑で苦労してるのよ。」そう言って息抜きさせてと、居座ってしまった。そこへ母の幽霊も現れた。ニッコリ微笑んで、「あら、嫁が二人になったのね。ウフフフフ!!」さあ、てんやわんやの大騒動が始まった。母と息子、夫と妻、嫁と姑…家