時は1900年。明治33年の年の暮れ、まだ「未来」という言葉がなかった時代。東京の外れにあるキリスト教会が舞台。この土地に教会を開いた立派な神父さん亡き後を引き継いだ、聖書も読めないダメ神父。その人柄の良さだけでなんとかやりくりしていたのだが…西の方からやってきた牧師さんが、この教会は私が預かると言い始める。果たして、ダメ神父は教会を守って新しい世紀を迎えることができるのか。