阪神・淡路大震災から3か月が経った4月末、舞踏家や音楽家が集まって「月光歌舞団」として神戸市の東灘区や長田区のテント村を訪れ、人々と交流し、仮設舞台をつくって音楽と踊りで元気を届けた。前年に解散した白虎社のメンバーや、舞踏家のローザゆき、芦屋市の学生や浪人生達、なによりテント村に住んでいた人々などから様々な協力を得て実現した舞台は、笑いあり松明ありで被災地にしばし異空間を現出させた。
五條《妹の力》シリーズ第3弾
舞踏カンパニー倚羅座は、芸能の源流にみられる魂振り(命の活性化)の力を現代のアヴァンギャルドな舞踏に蘇らせることをめざし、白虎社出身の今貂子により2000年に結成、京都を拠点に活動を続ける。2007年から2016年までは、旧花街に残る歌舞練場での毎年の公演に取り組んだ。「孔雀船」は魔を破る孔雀明王をモチーフに第3作目として制作。和の伝統的劇場、長唄の生演奏での公演は毎回多くの観客で賑わった。
