「……がさつだったが、物事すべて明るく輝いていたあの時代。物資は乏しかったがお互いの間に優しさが満ち溢れていたあの創世期。お腹には何も入っていなかったが、胸にはちきれそうな、理想と希望があったあの頃。」──あの『キャッツ』がロンドンで誕生する十年前に、井上ひさしが世に送り出した、ネコだけが主役のミュージカル『十一ぴきのねこ』。現代演劇を牽引する長塚圭史が、この作品で井上戯曲を初演出にして初ミュージ
昭和63年度文化庁芸術祭参加パルコ・演劇集団 円提携公演神を求める男と美しい人妻との禁じられた恋は、インド洋上の豪華船の甲板で始まる……二十世紀のトリスタンとイゾルデ――。