「日本の劇」戯曲賞2012最優秀賞を受賞したナガイヒデミの作品。東京近郊の町。夜。駅近くのカフェ「澪」。店長兼オーナーの敦志が一人で切り盛りするこの店に、楓太がやってくる。少し遅れて奈津も。三人は四国の農村、澪村で育った幼馴染、中学時代は同じ水泳部の仲間だった。あることがきっかけで、久しぶりに敦志の店に集まった三人。青春時代を振り返りながらその頃の切ない思いがよみがえる。もう恋愛をするような年では