牟礼は、故郷H市で「マジックミラー号」を真似た車FAN号のレンタル業を営む。息子かけると暮らす家に、離婚寸前の春野が娘きりを預ける。声を失ったきりの理由を探るうち、FAN号の常連たちが語る奇妙な性の物語が浮かび上がる。少年少女は森でプラモデルを作り、大人になる覚悟を抱く。さまざまな性的倒錯者が現れるがラカンの欲望についての考えがベースになっている。