集団と、集団の言葉と、言葉の意味の侵入を基礎とする新しい舞台。大きな集団に生まれる小さな集団たちが、言葉の意味の侵入を自覚的と無自覚的に行ない合いながら膨張し、飽和し、収縮し、最後に残るべきものことの何かが残る。または何も残らない。という群像になる。
金がない、仕事もない、家庭もないし、未来もない!弟夫婦に世話になりながらのらりくらりと糞溜めのような日々を過ごしていたおじさんが「あの娘」と出会うことで始まる、恋に落ちるおじさんと、落とした「あの娘」と、落ちていたおじさんたちとのハートウォーミング・ラブ・サスペンス・ストーリー!
2018年に北千住・BUoYで初演された『SUPERHUMAN』を野外劇としてリクリエーション。“人間らしさ”を軸にパペット、人、東京タワー、地球といった様々なスケールを通じてパフォーマンスが展開していく。会場は東京タワーの近くに位置する都立芝公園 集会広場(23 号地)となり、客席から東京タワーを見上げる形で上演が行われる。
(チラシより)いつだってずっと、もう何年も。どこか内側に在るシーンというシーンは、眼裏で目まぐるしくリフレインしている。最速のスピードを持って、脳内を駆けめぐる。あの季節の、あの湿度のなかを走りつづけている。もしくは、歩いている。校舎のなかを。休み時間、教室から教室へ。廊下を、歩いている。なんともない日々の眺め。しかし、その平穏さが一変する瞬間。いつのまにか忍びよっていた影に気づかずに、ある瞬間。
椿組2023年夏・花園神社野外劇
初演のタイトルは「椿説・丹下左膳」―――まだ「はみだし劇場」の頃、1981年の京王線・八幡山の空き地で繰り広げられたテント芝居の原っぱの上だった。懐かしい。片目片腕の剣士が野原を駆け回って大活躍していた。「ちゃーん!」の呼び声に応えて!!あれから42年、世の中そんなに変わっちゃいない、むしろ荒涼とした酷い世の中になってしまった。新しい戦前もすぐそこか・・・。ここはもう一度、左膳に登場してもらい世直