昔々、山奥の小さな村に龍の子太郎と呼ばれる少年がいた。ばあ様と二人暮らしで、毎日山のけものと遊んでばかりいた。ある日笛の上手な少女あやと友だちになれて喜んで帰ってくると、ばあ様から、死んだと思っていた母が実は龍になって北の湖にいると聞かされる。そこへまた、あやがあやが赤鬼にさらわれたという知らせが。太郎はあやを助けて、母を探す旅に。人々の暮らしを見聞きする中で、母が龍になった本当の理由に気が付く
小学4年生のよしおは、弱虫で、いつも気の強いお姉ちゃんにしかられ、いじめっ子にはやられっぱなし。ある日突然、テレビの時代劇を見ていたら、中から坂本龍馬が飛び出してきた!友達の中岡をさがして、よしおも一緒に大阪の町をかけまわる。劇を観た後、元気が湧いてくる、奇想天外時空超越大活劇。
この作品の基礎ベースは、今、日本で七十余あるといわれる”大衆演劇”の劇団です。私たちは、その古いといわれ陽かげと思われている世界に、未来という輝きを背負った子どもたちの要求をぶつけてみました。この”突然の陽ざし”に、彼らがどう考え、どう応えるか。その”てんやわんや”の騒動記!大衆演劇+児童演劇=?
子どもたちが、みんなぐっすり眠っている真夜中です。どこからか、へんてこなおじさんがあらわれました。このおじさん、実は「明日のおじさん」なのです。毎晩毎晩、子どもたちに真っ白な「明日」を届けるのが仕事なのです。ところが、ある夜、あわてんぼうの「明日のおじさん」は、健太くんの「明日」を忘れてきてしまったのです。さあ大変、あちこち探しまわっていると、健太くんが目をさましてしまい…