高原のサナトリウムで静養する人、働く人、面会に訪れる人…。静かな日常のさりげない会話の中にも、死は確実に存在する。平田オリザが新たに見つめ直す「生と死」。1991年初演の名作を、青年団若手公演+こまばアゴラ演劇学校“無隣館”修了公演として9年ぶりに再演。
ある高校の卓球部の夏合宿。とある旅館に高校生たちが集まっている。その合宿には、高校に入ったばかりの1年生、卒業を控えた3年生、顧問の先生やOBの大学生、その彼女などが参加していて、一つの時間を共有している。その様子を隙間から覗いているうちに、それぞれの関係や抱える葛藤などが、徐々に明らかになっていく。その一夜を描いた群像劇。