(フライヤーより)誰もが二つの永遠の駅をつなぐ列車の乗客である
テネシー・ウィリアムズの出世作にして、1945年のニューヨーク初演以来世界各地で上演が繰り返されている傑作戯曲。物語は、船員となって家を後にしたトムの思い出として語られる、1930年代のセントルイスが舞台。
アメリカ南部の裕福に育ったブランチが館も抵当に入り、ニューオリンズに住むステラの元に身を寄せる。彼女はステラの夫、スタンリーを口汚く罵るが……。やがて英語の教師だということが嘘であると発覚し、そこから芋づる式に彼女の過去が明かされる。しかし、それを認めることができないブランチはますます大きな嘘をつき、ついには精神を病んでしまう……。
憎んでいるから愛していて、嘘をつくために真実を言う。