劇団文芸座創立60周年記念公演その⑵
劇団文芸座創立60周年記念公演その⑵
「夜の来訪者」 あらすじ
第2次世界大戦による敗戦との混乱と不安からからようやく立ち直り、日本経済が高度成長期にはいったある日、地域の有力者である秋吉の家では娘の千沙子の婚約者である実業家森永良三を招き、一家でくつろいだひとときを楽しんでいる。
そこへ突然、自ら警察の者だと名乗る一人の男が訪れる…。男はある女性が自殺した事件で捜査に来たという。
劇はこの男が、この家に集まっている一人ひとりに尋問を続けていくうちにくりひろげられていく。最初は誰もが、自分とは全く関係のないことだと思っていたのだが、捜査が進むうち、どうやら一家のものは女性の自殺につながりがあることが判ってくる。
人びとの先刻までの幸福感は吹っ飛び、混乱と疑惑が頭の中をかき乱すが、最後の電話によって、ことは意外な結末を告げる。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
2017年12月南極大陸でのチェーホフ作「結婚の申し込み」上演を含め、2020年10月現在、世界7大陸19か国37都市で13作品72公演を行った。
また、チェーホフ四大悲劇の「三人姉妹」「桜の園」に続く第3弾「ワーニャ伯父さん」を2015年2月に公演や木庭久美子作「ファッションショー」公演など、現在の公演数は通算625ステージを数える。