土方メモリアル
土方メモリアル
舞踏の創始者<土方辰巳>の初期の軌跡を巡る総合企画。当時の貴重なフィルム作品の上映、舞踏の黎明期をともにしたゲストを迎えてのトーク、そして舞踏公演。土方巽へ捧げるオマージュ。
エドガー・アランポー原作の『大鴉』は、30数年前土方が振付した元藤とのデュオ作品。公演直前に元藤が妊娠、待望の赤子と引き換えについに上演されなかった幻の作品。代わりに土方は誕生した我が子に「大鴉」と命名した。当時、土方はフォークナーやサドなど外国人作家の小説をモチーフに作品を製作しており、『大鴉』もその一つ。「舞踏」を模索していた時代で、モダンダンスやノイエタンツなどの技法を用いており、舞踏の形成のプロセスが見られ興味深い。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
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