(フライヤーより)
むかし、北の国の沼のほとりに、つるの母子がすんでいました。
ある日、母つるは、巣立ちの日の近い子つるを残して、餌をとりに出かけて行きます。
そのすきをねらって、山のふもとの狩人二人が現われ、子つるをさらって行ってしまいます。都の大臣さまの命令をうけてやってきたのです。
やがて巣にもどってきた母つるは、そのあたりの様子から、子つるがさらわれたことを知り、半狂乱になって、子つるを探しにとび立って行きます。
母つるは、はてしない空を、子つるを呼びながら、かけめぐります。
しかし、どこにも子つるの姿はありません。
そんなある日、嵐にまきこまれた母つるは、とうとう力つきて、地に落ちてしまいます。
ぼろ布のように倒れ、死んだように動かない母つる・・・・・・。
そのときはるかな闇の奥から、かすかに、子つるの鳴き声がきこえてきたのです。
われに返った母つるは、子つるの声にすがりつくようにして、飛び立って行きます。
華やかな御殿の大臣さまの前で、子つるは綱につながれ、曲芸をやらされていました。
弱り果てた子つるの体に、情容赦なく狩人の鞭がとびます。
そっと見ていた母つるは、たまりかねて、子つるを呼んでしまいます。
母つるに気づいた家来たちは、一せいに弓をかまえ、矢を射はじめました・・・・・・。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
国際児童年(1979年)を記念し、厚生省が計画、建設した児童のための総合施設で、1985年11月に開館、2015年3月に閉館した。演劇・音楽・舞踊の各分野において児童・青少年の文化の向上のための公演や普及プログラム、世界の多様な文化芸術との交流等を通して、日本の舞台芸術創造活動が活性化する事を目的とした自主事業を行った。話題性や注目度の高い企画、作品を制作し発表して、舞台芸術の各分野で旗印的な公演を行うことで演劇・音楽・舞踊の各分野の活性化に貢献した。
(フライヤーより)心の琴線に触れて人は集う何かが動く 何かが始まるこの長き一日の終わりに
(フライヤーより)ニューヨークを中心に活躍するアキスタジオカンパニーが、この夏、青山円形劇場にやってきます。ピエロ、バレリーナ、ロボット、兵隊、ネコ、そして、トム博士。人形たちと7つの不思議な箱の物語。箱の中には、なにがあるのかな⁉夢と冒険のドレミファンタジー。さあ、みんなもいっしょに、オモチャの国に出かけよう!!!
(フライヤーより)十三-十五世紀の黄金のジャワ、モジョパイト時代の栄光が、華麗な舞と瞑想的なガムラン音楽の中に甦える。ジャワ芸術の粋、総勢四十名で本邦初演。[あらすじ]隠遁したモジョパイトの宰相ウドロの息子、ダマル・ウラン〈”輝く月”〉は、女王から、モジョパイトに叛旗を翻すメナ・ジンゴの討伐を命じられる。ダマル・ウランは、絶世の美男子ぶりと美しい言葉でメナ・ジンゴの2人の妻を魅了し、彼女らを通して
(フライヤーより)詩、マイム、音楽、そして舞踏、現代の吟遊詩人による中世・ルネッサンスのパフォーマンス。いま世界的に古楽が見直され、静かなブームをまきおこしています。リコーダーやリュートの演奏がひんぱんに催され、オリジナル楽曲によるバロック音楽の演奏も盛んです。そんな古楽ブームの中で注目を集めているのがフランスから来日するユニークな古楽グループ<ミクロロゴス>。<ミクロロゴス>は5人からなる古楽ア