日本の現代演劇ポスターデジタル化プロジェクト2023
日本の現代演劇ポスターデジタル化プロジェクト2023
150点の現代演劇公演のポスターをアーカイブ。公演のキービジュアルがデジタル展開され難い、1960年代から80年代を中心に、紙で現存するポスターをデジタル化。ポスターのセレクションは、1960年代以降の舞台芸術系のポスターを収集・保存、これまでも研究や数々の展覧会に協力する等、演劇公演のポスターに造詣が深い、ポスターハリス・カンパニー社代表の笹目浩之氏が担当。
いのうえひでのりら、大阪芸術大学舞台芸術学科の四回生を中心にしたメンバーにより結成。1980年11月、つかこうへいの『熱海殺人事件』で旗揚げ。その後もつか作品を多数上演し、関西学生演劇ブームの中心的存在となった。1984年の『宇宙防衛軍ヒデマロ』より、ハードロック・ヘヴィメタルにのせた独自のオリジナル作品を中心とする体制に転換。1985年より、座付作家となる中島かずきが参加。ストーリー性のある中島作品と、ギャグ色の強いいのうえ作品の両輪で多くの熱狂的なファンを獲得。大手プロダクションと組んだ1999年『西遊記~PSY U CHIC~』以降はスケールの大きい舞台を製作し、幅広い観客層から支持を得ている。
(フライヤーより)ヤマトの民は火の民なり。その身は鉄、その息は炎。彼らの行くところ、山川(やまかわ)ことごとに動(とよ)み、国土(くにつち)みな震(ゆ)りき。青山(あおやま)を枯山(かれやま)となし河海(かわうみ)をことごとに飲み干し、国(くに)の内(うち)の人民(ひとたみ)を多(おお)に死なしむる。
1989年10月第3回青山演劇フェスティバルにて初演された作品のアンコール公演。当時まだ大阪を本拠地にしていた「劇団☆新感線」が大きく躍進する契機となった作品である。