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昔々、山奥の小さな村に龍の子太郎と呼ばれる少年がいた。ばあ様と二人暮らしで、毎日山のけものと遊んでばかりいた。ある日笛の上手な少女あやと友だちになれて喜んで帰ってくると、ばあ様から、死んだと思っていた母が実は龍になって北の湖にいると聞かされる。そこへまた、あやがあやが赤鬼にさらわれたという知らせが。太郎はあやを助けて、母を探す旅に。人々の暮らしを見聞きする中で、母が龍になった本当の理由に気が付く