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国内外の劇場やフェスティバルに招聘された、akakilike代表作のひとつ。演出家と写真家の共同制作企画として制作された。生命保険について語り続ける「父」と、それを取り囲む「家族」のような者たち。「兄」のような写真家は黙々とセルフポートレートを取り続ける――家族という構造から逃れることの難しさ、その構造の儚さ、そして成長することの残酷さを演劇/写真/ダンスの境界線を行き来しながら浮かびあがらせる。
就業人口約28万人、日本のGDP25%を占めるとも言う大手町・丸の内・有楽町エリア。この東京の中心で働く人たちは、何を考え、どのように生きるのか。 本作演出の倉田翠は、このエリアで働く30名以上のワーカーへのインタビューと11名の出演者=ワーカーとの約2ヶ月のワークショップを経て創作。有楽町のオフィスビルを”舞台”にしたパフォーマンスは、出演者と倉田とのコミュニケーションによって育まれる関係性から
集団のなかで人は個(ソロ)でいられるか。男性10人によるソロダンス作品。自身や他者と向き合いながら、出演者のありのままの魅力を引き出し、作品として結実させてきた倉田翠。俳優、ダンサー、塗師、多様な背景を持つ男性パフォーマーを起用し、個々の身体、存在そのものを舞台上にダンスとして立ちあげる。
倉田翠が主宰するカンパニー・akakilikeが松本での滞在制作を経て上演。倉田の作品は、徹底的にフィクションでありながら、常に現実の自分自身と社会の間にある問題とつながっている。本作のテーマは「信仰」。人、動物、自然、宗教——人は何を拠り所として生きていくのか。結婚式という構造や、まつもと市民芸術館特有の舞台機構を作品に取り入れつつ、様々な背景を持つパフォーマーたちとダンスを立ち上げる。