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「家族」という普遍的なテーマを軸に、若者たちの熱気が溢れていた70年代<若者たち抗議活動に参加した「戦車闘争」や、若者のバイブルだった高野悦子著「二十歳の原点」、当時流行した歌やギャグなど>を青年と中年の世代がリアルな現代の悩みを抱えながら体験することで、徐々に変化し、違いを理解し合おうとする姿を描き、身近で普遍的な社会を炙り出す本作は、2021年の初演時も好評を博しました。
2007年に旗揚げ準備公演でスタートした『虚構の劇団』の解散公演として上演した『日本人のへそ』(作:井上ひさし、演出:鴻上尚史)吃音症患者を集めた治療劇として、浅草のストリッパー、ヘレン天津の半生を劇中劇で描き、そこから物語は二転三転していく。井上ひさしさんの若い才気とエネルギーに満ちあふれたデビュー作に、虚構の劇団の総力を上げて、真正面から取り組んだ意欲作。
ホーボーズ・ソングとは、さすらう人達の歌。はみ出し、弾き飛ばされ、飛び出し、居場所をなくし、居場所を追われ、居場所を捨てた人達を歌う歌。あるいは、ホーボーと呼ばれた人が歌う歌。例えば、賛成派と反対派に分かれて内戦を続ける日本があったとしたら。ある男に与えられた任務は、捕虜を尋問し秘密を聞き出すこと。その尋問相手は、かつての恋人だった。沈黙する恋人に、男は二人きりの取調室で混乱した。監視カメラのレン