2019年、俳優として活動する主催が主体的に演劇を創作し、また作家として発表の場を設けるために設立。物語を「人生の予習であり復習である」と捉え、私たち人間の行動や感情・感覚の未知の振れ幅、そして多様性と可能性を探る物語作りを目指す。第1弾は親子でのタイ旅行を描いた『まざまざと夢』を西荻窪にて上演。第2弾はスタートアップ助成を利用し、下北沢楽園で江戸川乱歩を題材とした『幽霊塔と私と乱歩の話』を上演。
フィクションでありながらノンフィクションめいた説得力を持つ「奇譚集」をヒントに、演劇で実際に目の前で演じることによる真実味と嘘の融合を目指す。言葉の響きとして思いついた「ハンアイ」と、博愛(=すべての人を広く愛する)ととても似た意味ではあるが、意味合いとして偶然に合致した「汎愛=分け隔てのない愛」に、「奇譚集=ちょっとおかしな、嘘じゃないみたいなまるっきり嘘の話」を組み合わせた作品を3作品上演。