2018年、俳優・山崎一が旗揚げした演劇団体。キャスト、スタッフが能動的に関わることができる活動を目指し、『森から来たカーニバル』作・別役実で旗揚げ。2022年1月『THE PRICE』(作・アーサーミラー 、訳・髙田曜子、演出・桐山知也)、11月「錆色の木馬」(作・山崎元晴、演出・西本由香)、2023年東京芸術劇場シアターウエストにて、『砂の国の遠い声』(作・宮沢章夫、演出・笠木 泉)など、継続的に上演している。
時代は現代、場所は砂漠。『砂漠監視隊』の7名の男性監視員が砂をみつめるだけの日々を過ごしている。他には何も起こらない。そんな中、遠くから聞こえるかすかな声。その声を聞いた者は砂の向こうに姿を消していく。たいていが帰ってこない。帰ってきた者も、その間の記憶が消えている。残された者は恐れ慄く。自分たちもいつか、あの声を聞くかもしれないと。