八王子車人形西川古柳座は、ろくろ車と呼ばれる車付きの箱に座った人形遣いが、両手両足を使って一人で一体の人形を操る「車人形」の技法を、家元制度により伝承・普及することを目的とした伝統人形芝居の一座です。1872年に創設され、1982年に東京都無形文化財に、1994年に国の選択無形民俗文化財に、そして2022年1月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
本事業は、2023年にシカゴで世界初演し、ニューヨークなど北米5都市で上演したコンテンポラリー人形劇「AKUTAGAWA」完成版の日本初演です。本事業では、160年の歴史を持つ八王子車人形西川古柳座とアメリカのアーティストの協働で編み上げた芥川龍之介の物語を、さまざまなタイプの人形と生演奏、映像でお送りします(英語ナレーションあり、日本語字幕付き)。