町おこしの一環として始まったこの劇団は、1997年3月に旗揚げ公演をして以来、 これまで27年間、年1回の公演を開催しており、演劇を通して、町の歴史や文化・伝統を学びながら、利府町の魅力を伝えていこうと、活動しております。 団員の年齢層も幅広く、幼稚園児から80歳までと世代を超えた交流がある中、脚本、演出、小道具、衣装、舞台作り等も、役者やその家族共々協力しながら、まさに手作りの劇団です。
「センシティブな乙女たち 〜津波のない被災地〜津波が届くことがなかった2次被災地には、 非日常の体験をした人々が、 今尚、口を閉ざして当時の記憶を心に留めて生きている。そんな 3 人の婆たちがドライブの最後に見た空に舞うヘリコプターの機体に書かれていたのは、世界中の国の名前だった。「水底の家」石巻の沖合にある網地島に住む老夫婦は、 行方不明となった娘の痕跡を探していた。そんなある日、 海岸に人魚が