1992年、甲南女子大学演劇部のOGらを中心に結成。2005年、劇団名を「虚空旅団」に改名。2015年『誰故草』が第22回OMS戯曲賞大賞受賞。2025年『ゆうまぐれ、龍のひげ』が第3回関西えんげき大賞優秀賞を受賞。主な作品にアイホール+岩崎正裕共同製作『フローレンスの庭』など。劇場プロデュース公演への書下ろしも多数手がける。
亡くなった兄にかわって鉄工所の経営を継ぐため帰郷した慎人。そこに勤める親戚や職人たちは異業種から転職してきた新社長を受け入れつつも、なかなか距離を縮められないでいる。ある日、江藤という信用金庫の営業が現れ、申請していた融資の審査が通らなかったことを告げる。バブルの恩恵に浴することなく、「失われた30年間」を漂い続ける零細企業の人間模様。