KEDAGORO

下島礼紗が主宰するダンスカンパニー。2013年結成。現在は7名のメンバーを軸に活動を行う。主な作品として、連合赤軍事件を題材に、クリエーションの過程を集団的狂気の構造と重ねるカンパニーの代表作『sky』(2018)、1980年代の「松山ホステス殺害事件」犯人である、整形逃亡犯の福田和子を題材とした『ビコーズカズコーズ』(2021年)、最新作として、韓国における「セウォル号沈没事故」に取材した『세월』(2022)などがある。 また、「SIDance」(韓国)や、「Hong Kong Dance Exchange」(香港)など、海外のダンスフェスティバルからも招聘を受ける。 “「ダンス」とは、世の中を解釈する為の一つの手法である” という理念のもと、国境を越えて「論争」を生む作品を国内外で発表している。近年は自作を自ら批評的な視点で解体し、再構築して発表するという独自の再演手法の開発に取り組んでいる。2021年、「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2020」にて、大賞にあたる「京都賞」と「オーディエンス賞」をW受賞。下島のソロ活動として『オムツをはいたサル』(2017年初演)は国内外10カ所以上のフェスティバルで上演し多数の賞を獲得。2021年には韓国国立現代舞踊団 「Asian Choreographer Project」 にて、委嘱作品として『黙れ、子宮』(振付・出演)を上演。近年ではアジアを中心に、韓国、香港、シンガポール、インドネシア、台湾、北アイランドなど、海外アーティストとの国際共同制作作品を多数発表している。2022年度より公益財団法人セゾン文化財団<セゾンフェローI>および、ACY<U39 アーティスト・フェロー>。

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