日本の伝統芸能である日本舞踊の普及を通じ、豊かな社会づくりに取り組む団体です。主要な流派の日本舞踊家が所属し、古典舞踊の継承や新作の発表を行う多彩な公演事業を始め、子供たちを対象としたワークショップや映像作品の制作、次世代を担う日本舞踊家の育成など、日本舞踊の魅力を発信する様々な活動を行っています。全国に26の支部を擁し、各地域の文化の発展にも貢献しています。
伝統舞踊である日本舞踊でもコンテンポラリー・ダンスの要素を取り入れる試みなどは行われてきたが、表層的な混合に終わることが多かった。例外的に二代目花柳壽應は、正統の日本舞踊を修めながら、モーリス・ベジャールの『ザ・カブキ』のアドバイザーを務めるなど、コンテンポラリー・ダンスにも造詣が深く数々の成果をあげてきた。今回の「ボレロ」の振付は、壽應の弟子として古典舞踊と創作舞踊の両面で薫陶を受けてきた花柳源