「日本発信のワールドスタンダード演劇」 を目的に、2004年、佐川大輔 と 中原くれあ で設立。作品ごとに 《テーマ小道具》 を設定し、それらを 《自在に活用する演出》 で国内外で絶賛を浴びる。文化や言語の壁を超える表現手法で、2013年から海外へ招聘されており、海外公演は延べ10回を超える。第4回せんがわ劇場演劇コンクールにてグランプリ、演出賞、オーディエンス賞を受賞。近年はバリアフリー対応にも取り組む。
姥捨て山伝説を元にした「楢山節考」を演劇化。素舞台の中、アンサンブル表現とテーマ小道具の「木枠」を使い、様々な場面や心情を描写し、高齢化社会の今と重ね、3世代の葛藤を描く。2015年初演以降、再演を重ね、中国やマレーシアなどで絶賛。2021年秋に茨城、北海道、岩手など6都市公演を敢行。地方の老若男女にも響き、95%以上の満足度を得、客席を感動の渦に巻き込んだTHEATRE MOMENTSの代表作。
海外でも評価が高いシアターモーメンツがシェイクスピアの「マクベス」を粗筋はそのままに90分にブラッシュアップし上演。魔女を「WEBに溢れる情報」と解釈し、家庭用のビニールゴミ袋で表現。より確かな幸せを求め中身のないゴミ袋に振り回されるマクベス夫妻と、実態の見えないネット上の言葉に翻弄される現代人を重ねた。また、本作は翌年マカオ国際青少年演劇祭に招聘され絶賛を受ける。