二人組の舞台作家・小野彩加と中澤陽が舞台芸術作品の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念と、独自に研究開発する新しい仕組み(メカニズム)を統合して用いることで、現代に於ける舞台芸術の在り方を探究し、多様な価値創造を試み続けている。固有の環境、関係から生じるコミュニケーションを創造の根源として、クリエーションメンバーとの継続的な協働と、異なるアーティストとのコラボレーションのどちらにも積極的に取り組んでいる。主な上演作品として(括弧内は初演年)、『ラブ・ダイアローグ・ナウ』(2017年)、『緑のカラー』(2018年)、『ネイティブ』(2018年)、『舞台らしき舞台されど舞台』(2018年)、『原風景』(2018年)、『共有するビヘイビア(或いはクローズド・サークル)』(2019年)、『言葉だけでは満ちたりぬ舞台』(2019年)、『フィジカル・カタルシス』(2019年)、『すべては原子で満満ちている』(2019年)、『ささやかなさ(作:松原俊太郎)』(2019年)、『ウエア(原作:池田亮)』(2020年)、『氷と冬』(2020年)、『光の中のアリス(作:松原俊太郎)』(2020年)、『バランス』(2021年)、『救世主の劇場』(2021年)、『舞台らしきモニュメント』(2021年)、『ミライハ(作:松原俊太郎)』(2021年)、『ハワワ(原作:池田亮)』(2022年)、『ストリート リプレイ ミュージック バランス』(2022年)、『再生数(作:松原俊太郎)』(2022年)、『本人たち』(2023年)、『また会いましょう』(2023年)、『セイ(原作:池田亮)』(2023年)、『ダンスダンスレボリューションズ(作:松原俊太郎)』(2023年)、『松井周と私たち(原案:ジェローム・ベル『ピチェ・クランチェンと私』(2015年))』(2023年)、『言葉とシェイクスピアの鳥』(2024年)など。主な経歴として、第8回せんがわ劇場演劇コンクール グランプリ 受賞(2017年度)。下北ウェーブ2018 選出(2018年度)。高松アーティスト・イン・レジデンス2018 選出(2018年度)。利賀演劇人コンクール2019 優秀演出家賞二席 受賞(2019年度)。どらま館ショーケース2019 参加(2019年度)。第29回下北沢演劇祭 新進気鋭の若手アーティストと創る舞台芸術 コード・コード・コード’19 演出(2019年度)。穂の国とよはし芸術劇場PLAT ダンス・レジデンス2019 選出(2019年度)。鳥の演劇祭13 若手舞台芸術創作団体支援企画 選出(2020年度)。ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム KIPPU 選出(2020年度)。金沢21世紀美術館芸術交流共催事業 アンド21 選出(2021年度)。穂の国とよはし芸術劇場PLAT 高校生と創る演劇2021 演出(2021年度)。トーキョーアーツアンドスペース OPEN SITE 6 選出(2021年度)。一般財団法人おおさか創造千島財団 創造活動助成 for U30 選出(2021年度)。ANB Tokyo ANB Studio Program メンバー(2022年度)。KYOTO EXPERIMENT 2022 Shows 参加(2022年度)。ヨコハマダンスコレクション2022 コンペティションⅠ 城崎国際アートセンター賞及び若手振付家のための在日フランス大使館・ダンス リフレクションズ by ヴァン・クリーフ&アーペル賞 受賞(2022年度)。芸術文化観光専門職大学 ダンスワークショップ実習B 講師(2023年度)。城崎国際アートセンター 2023年度 アーティスト・イン・レジデンス プログラム 選出(2023年度)。吉祥寺シアター ダンス部2023 講師(2023年度)。京都芸術センター Co-program2023 選出(2023年度)。DANCE BOX 国内ダンス留学@神戸9期 Dance Makers Camp Ⅰ 招聘アーティスト(2023年度)。吉祥寺ダンスLAB. vol.6 演出(2023年度)。映画美学校 言語表現コース ことばの学校 第3期 演習科 創作クラス 専任講師(2023年度 - 2024年度)。Dance Base Yokohama レジデンスアーティスト(2023年度 - 2024年度)。YAU STUDIO Y-base レジデント・アーティスト(2024年度)。PARA 上演デザイン論 講師(2024年度)など。
ドラマとカオスを縦横するスペースノットブランク。CHAOTICなコレクティブによるDRAMATICなアドベンチャー。ダウンロードとアップロード。HIGH & LOW。物語とキャラクターと本人と別人が脱ぎ着する、母音だけでコミュニケーションできる「場所」。実存しない物語とキャラクターを、実存する本人が「上演」というシチュエーションを用いて実存する別人の目覚ましを鳴らそうとするための舞台。
────あーー! 何回死ねばいいの? もし、死んじゃっても、必ずわたしのいるところに、来て────何度も殺されるフフと、何度も助けるミチコのふたりは小さなループを作り、生活していた。ある日、そんなふたりのルームに映画を撮りたい男たちがやってきたことでループは歪む。撮影が開始されたルーム内で、生きているひと、死んでも死なないひと、もう死んだひとらがガチガチにぶつかりあい
全世界の登録数は700万人超の紹介制ネットカジノ「K2」を匿名で運営する美菜。「K2」内で最も人気を誇るオンライン型育成カジノゲーム『earth』は、ユーザー間で「アス」「けつあな」と呼ばれ親しまれ、『流せ、すべてのセンス。』というキャッチコピーには宗教家である美菜の思想が反映されており、ゲーム内にユーザー独自の地球を作り、歴史も価値観も生き方もすべて自由に変えられる星育成システムで話題を呼んだ。
過去にスペースノットブランクが上演した『舞台らしき舞台されど舞台』をセルフリメイクした『舞台らしきモニュメント』。「在る物」としての舞台を「現れる物」としてのモニュメントに代置し、上演(時間)と舞台(空間)の関係を見直そうとする純粋舞台。「舞台三部作」から変化した「物体三部作」の第一部。