Nagara WADA × yang02

【和田ながら】
2011年2月に自身のユニット「したため」を立ち上げ、京都を拠点に演出家として活動を始める。日常的な視力では見逃し続けてしまう厖大な細部を言葉と身体で接写する、あるいは捉えそこないつまづくさまを連ねるように作品を制作。美術家や写真家など異なる領域のアーティストとも共同作業を行う。2015年、創作コンペティション「一つの戯曲からの創作をとおして語ろう」vol.5最優秀作品賞受賞。2018年、こまばアゴラ演出家コンクール観客賞受賞。2019年より地図にまつわるリサーチプロジェクト「わたしたちのフリーハンドなアトラス」に取り組んでいる。2021年度セゾン文化財団セゾン・フェローI。

【やんツー】
1984年神奈川県生まれ。2009年多摩美術大学大学院デザイン専攻情報デザイン研究領域修了。人間の行為を情報技術が代替する自律型の装置を作品として制作。デジタルメディアを基盤に、人間の身体性や表現の主体性を問う。菅野創との共同作品『SENSELESS DRAWING BOT』で、第15回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞 (2012)を、同じく『アバターズ』で第21回優秀賞 (2018)を受賞。近年の個展に「_prayground」(rin art association、2019)。展覧会に、「DOMANI・明日展」(国立新美術館、2018)、「Vanishing Mesh」(山口情報芸術センター [YCAM]、2017)、あいちトリエンナーレ2016 (愛知県美術館)などがある。

※以上、2021年時点の情報

関連作品