「伝説の大道芸人」とも称される舞踊家。1930年函館生まれ。上京して映画俳優を目指すも挫折。路上での踊りに活路を求め1968年、東京で初の青空舞踊公演を敢行。以後、国内をはじめ欧米やアジアなど各国で公演。阪神大震災や東日本大震災の被災地では供養の舞を捧げてきた。津軽民謡の音色に合わせた創作舞踊「じょんがら一代」などが代表作。2023年10月に93歳での55周年記念公演を東京で開催。百歳まで踊ると公言している。
大道芸人ギリヤーク尼ヶ崎は青空舞踊公演と銘打って世界中で踊った。1978年から新宿新都心超高層ビル街三井ビルディング広場でほぼ毎年秋におこなった公演はその原点と言える。本映像は2002年10月13日公演の全編を収録している。ギリヤークが題目を書いた布を示して観客に演目を告げ、踊る構成が繰り返される。観劇料はなく投げ銭である。終演後に観客が地面に投げられたおひねりを集めて、ギリヤークを手伝う姿が収録
ギリヤーク尼ヶ崎が街頭公演30周年を記念して初めて制作した記録映画。当時のギリヤークは膝の半月板を損傷、いつまで踊れるかと苦悩していた。踊りを永遠に見てもらえるように映像に残そうと制作を決意、「じょんがら一代」「念力」など全9演目を収録している。札幌、京都などでの公演の様子とともに、自叙伝的な要素も入れて故郷函館を訪れるシーンなどで構成。1998年制作。制作・監督・主演、ギリヤーク尼ヶ崎。カラー7