2004の立ち上げ以降、宮澤賢治作品のみを上演しているカンパニー。創作・公演活動とともに、あらゆる人々が芸術文化を享受できる環境作りを通じて地域社会に寄与することを目的としている。14年より視覚に障害のある方に向けた観賞サポートを取り入れた上演を行う。19年からは、手話・音楽・語りによる表現で聴覚障害者、視覚障害者をはじめあらゆる人々が同じ空間で作品を楽しむことができるプロジェクトの制作・発表を継続的に実施している。
宮澤賢治作「注文の多い料理店 序」「注文の多い料理店」「土神と狐」の3作品を、手話、音楽、語り、の協奏によって、新たな表現の可能性を切り開く演劇作品。本作品では「手話パフォーマー/ろう者・コーダ」「バイオリニスト/視覚障害者」「語り手/ポランの会俳優」といった感覚や文化の異なるアーティストたちが異なる切り口で賢治の世界を表現し、それらが折り重なることで新たな演劇空間を生み出す。