数奇な過去を持つ三人の大泥棒、和尚吉三、お坊吉三、お嬢吉三はある日大川端で偶然出会い、兄弟の契りを交わす。そのきっかけとなった、道具屋の手代十三郎は、同じく大川端での事件をきっかけに土左衛門傳吉に助けられ、娘のおとせと好き合うようになる。が、実は伝吉は和尚吉三の親であり、昔十三郎を捨てた生みの親であり、おとせと十三郎は双子の兄弟。絡まり合う糸のような運命に翻弄される兄弟と、三人の大泥棒が捕らえられ
(フライヤーより)──木曽谷からすい星のように現れて、源氏旗あげの先鞭をつけた義仲は、粗けずりでいかにも人間くさい野性そのままの男。〈男をひしぐ武勇の美女〉の伝説で知られる正室の巴御前は、妻として、母としての喜びと悩みに生きる女でもあった──。──最新の舞台機構を変幻自在に操って描き出す人間模様の大絵巻──。晩秋の青山ストリートに、琵琶法師あらわる。