江戸音楽の巨匠たち~その人生と名曲
今日の私たちに伝えられてきている「江戸音楽」を、その時代にあって創り、育んだ巨匠たちに焦点を当てたシリーズ。第8回は一世を風靡した美声 宮薗の魅力を探る 宮薗鸞鳳軒 対談 竹内道敬、渡辺保「山崎」浄瑠璃 宮薗千和恵、宮薗千よし恵三味線 宮薗千加寿、宮薗千加寿弘「鳥辺山」立方 花柳基、花柳小三郎浄瑠璃 宮薗千碌、宮薗千碌司、宮薗千碌季三味線 宮薗千佳寿弥、宮薗千碌美
伝統舞踊である日本舞踊でもコンテンポラリー・ダンスの要素を取り入れる試みなどは行われてきたが、表層的な混合に終わることが多かった。例外的に二代目花柳壽應は、正統の日本舞踊を修めながら、モーリス・ベジャールの『ザ・カブキ』のアドバイザーを務めるなど、コンテンポラリー・ダンスにも造詣が深く数々の成果をあげてきた。今回の「ボレロ」の振付は、壽應の弟子として古典舞踊と創作舞踊の両面で薫陶を受けてきた花柳源