アナログスイッチ 17th situation
僕らに残された家。僕も、姉も、兄も、妹も、かつてはこの一つ屋根の下で過ごした。でも今この家に全員が揃う日なんて、よっぽど良いことがある日か、悪いことがある日だ。卒業アルバム眺めながら、姉は言う。箪笥に溢れた紙袋出しながら、兄は言う。鮭を咥えた熊抱きながら、妹は言う。この家どうする。積もる思い出に埋れながら言い争う、僕ら兄弟姉妹のお話。
お笑いのライブで知り合った楠木と菖蒲は、互いの友人を誘って親交を深めて行く。二人の紹介で知り合ったシトロネラとヒソップは恋に落ち、ほどなく結婚式をあげるが、その直後シトロネラは水を飲むと湖になってしまうという奇病に侵される。二人の闘病生活は次第に疲弊しついにシトロネラに死の宣告が訪れる。ボリス・ヴィアン作『うたかたの日々』を大胆にアレンジしSF的世界観をシュールな舞台表現で描いた乱舞する愛の讃歌。
2021年再演版
男性キャストのみによる、ごく小さな日常の一コマを巡る物語。しょうもないけれど、誰もが身に覚えのある小さな「裏切り」を素材とし、信頼とは何か? という胃の痛くなるようなテーマを浮かび上がらせます。とある休日、ロードバイクで旅行に出掛けたサラリーマン五人組は、山深い温泉宿に立ち寄った。ささいなことから言い争いを始める五人。口論は、やがて思わぬ方向に発展していき、遂には修復し得ないほどの混乱に……。
2010年に上演され、第55回岸田國士戯曲賞の最終候補にもノミネートされた丸尾丸一郎の代表作が、新たな脚本と演出により小劇場で蘇る。「子供の頃から、スーパースタ―になりたかった。でも、スーパースタ―になる人は星を持ってる。俺は相変わらず星を掴めないかと試行錯誤してる。一生悩み続けるドン・キホーテや」。解体の決まった団地に立て籠もり、売れない漫画を描き続ける男の妄想が暴走する!
転校してみたら常識が通用しないやつらばかりだった。試験中に歌いだす不良、すぐに刃物を探す少女、ずっと話さない男。新しい環境に戸惑っていると、一人の教師が言った。「じゃあ、演劇部作る?」その一方で、家は崩壊しようとしていた。水は、すぐそこまで来ていた。フィクションを超える現実と戦う人々に送る 全然笑えないコメディ。「もう笑うしかないよ。だって、水浸しなんだもの。」
不思議の国・イーハトーブへいらっしゃい。優等生の冴島あおいと、派手なグループの中で本音を隠して生きる青木めぐるは、同じ高校に通う幼なじみ。ある日、二人の前におしゃべりで大きなドラネコが現れた!「イーハトーブへいらっしゃい!」と、ドラネコは不思議なワンダーランド「イーハトーブ」へいざないます。「失くしてしまった大切なもの」を探すべく、二人は旅をすることに。川底に生きるカニの兄弟、黙々と杉の世話をする
本作は、大学卒業を前に海外に卒業旅行へ行く男子学生たちの旅行劇。彼らには、友人の1人を急性アルコール中毒で亡くした過去がある。友人を殺してしまった罪悪感によって彼らは絆を深めてきたのだが、その絆は友情なのか友情とはまた別のものなのか、そして彼らの絆は卒業とコロナ禍を機に消えてしまうのか。コロナによって奪われ消えてしまった尊い時間や、家族・友人との絆や記憶について観客に考えさせる機会を創出したい。
